第4回COT、特別講演

おはようございます、sumaです。


1日目、特別講演を話したのは佐藤先生。


以前、臨床実習を受けたことがあり、面識はありましたが、


海外のOT状況も含め、普段はなかなか聞けなかった先生のルーツまで楽しませてもらいました。


中でも驚きだったのは、

海外の大学院で課されたprofessional issueという課題


「専門家の知識を持って、社会の障壁を取り除いてきなさい」という課題のフィールドワークだそうです。


そして、それが出来たら単位がもらえる。



日本の学校だと、アイデアだけで終わると思うんですよね。


アイデアを生み出して、レポートを書きなさい的な。



でも、とある海外の大学院では、実際の社会でTRYしてくる。


つまりは、行動に起こして、結果を出して初めて単位がもらえる。


この二つの単位の意味は、全く異なります。


まず行動。



OTにとって、欠かせないものだなぁと感じました。



また、先生は作業療法モデルについても精通しており、


人間作業モデルや作業科学などの基盤について話をされ、



人と作業に焦点を当てた理論として、純粋な日本発信のモデルがないことを指摘しました。



おそらく、今後OBP2.0がさらに広まり、ここに参入されるんじゃなかろうかと思っています。



また、「作業の可能化」がOBPにおいて目標となることが多いのですが、


それには機能じゃなくて、技能が必要であると説明されていました。


料理に例えれば、
機能訓練は、材料を揃えること
技能訓練は、料理の技術を磨くこと

その結果として、美味しい料理が出来上がると話されていました。

とても分かりやすい。


世界でのOT事情としては、


日本はOT人口が世界二位
OT養成校の数は世界一位

だそうです。


日本の影響力は十分にあると思いますが、

日本発のモデルがないことも含め、

外に出る日本人は極端に少なそうです。


しかしながら、WFOTの基準に合わせて教育基準も引き上げていかないと、


日本人は多いだけで、質の担保を説明出来かねるので、今後は教育基準について整備していくそうです。


講演のあとも、先生と少し話をしましたが、

僕なりに臨床実習の受け方を改めて考えさせられました。



あー楽しかった。



suma's  occupation

suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

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