急性期のOBPについて2

おはようございます、sumaです。


早速ですが、急性期のOBPシリーズ始めていきます。



まずは事例から。



急性心筋梗塞(AMI)で入院した男性がいたとします。


ステント留置して血流確保はうまくいきましたが、意識混濁(せん妄)があり、抑制帯をつけられていました。

気管挿管もしていましたが、3日でマスクのCPAPに切り替え、発症1週間後にPTが処方。


ベッドアップから徐々に端座位まで到達したところで、OTが処方となりました。


さて、OTは何をするか?



OBPがお好きな皆さんであれば、情報が足らないと思いますかね?


医学情報だけでは、OBPは難しい。



あ、OBP(occupational  based  practice)は、作業に基づいた実践です。言い忘れてましたが。



まず、情報の不足に気づいた方はすごいと思います。


足りない情報は、年齢が50代、女性、夫と二人暮らしで二階建てに住んでいる。


仕事は何にしようかな、保険の営業にしますか。


趣味は家でお茶を入れて飲むこと、社交ダンスに通うこと。



これくらい情報があればOBPできますかね?



もう一度聞きますよ、何をしますか?


もしここで、
作業の可能化
(enabling  occupation)を

トップダウンで行うのがOBPだと考えているなら、今のうちに改めてほしいです。


OBPはそれだけに限らない。


今日はここまで。



またすぐ次を書きます。



suma's  occupation

suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

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