癒しを科学的に説明しろと言われまして
こんばんは、sumaです。
運営に関わっていた2日間の学会を終え、ホッとしているところです。
今回、学会では運営委員であり、シンポジストであり、一般演題発表者でありました。
他の学会でも似たような立場におられる方を見たことがありますが、こーゆーことなのかなと身をもって感じました。
ま、所感は置いといて。
今回、地域社会における癒しの科学的根拠という題で、お話しする機会をいただきました。
癒しとは、ラテン語のholosを語源として派生しており、
心身の何らかのキズを回復させる行為のことを言います。
『癒し』というのは名詞です。
癒しの評価というのは、調べた限りでは唾液アミラーゼをはじめとした自律神経反応の評価が主です。
自律神経からみれば、
交感神経優位の反応は快反応とされ、癒しが得られていると考えられます。
では、副交感神経優位の場合は何を表すでしょうか?
これは医療業界でも有名な、ストレスにあたります。
ここで注意してほしいのは、癒しとストレスが、完全な対義語ではないことです。
癒しを与える、得られる行為というのはあくまで手段ですが、
自律神経でみるストレス反応は、生体反応です。
なので、癒しとは、ストレッサーから離れる手段なのだと考えられます。
ストレスは、理想と現実の差異から生まれると考えられます。
期待値のことですね。
通常、理想よりも現実が上回った場合は、癒しではなく『満足感』になります。
言い換えれば、癒しと捉えられなくもないですが(^^)
まあ、このように癒しというものには科学的な根拠が乏しいのですが、ストレスとの関係性から捉えると科学的な説明がしやすくなると思います。
今日はここまで!
suma's occupation
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