新人OTの3つのススメ 2
おはようございます、sumaです。
新人OTが何を勉強したらいいか、ってことで
まず学術的な報告ができるレベルを意識して、評価しようよ、ということを書きました。
あ、それをするには論文になっている事例報告をたくさん読んでくださいね。
みんなが何を考えて、どういう評価を使っているかがわかりますから。
では、今日は2つ目です。
評価、技術、理論、資格、会話力、人間性という個人的項目から挙げますと、
2つ目は、会話力です。
技術だと思ったあなた!
これはあくまで個人的な見解ですから、お気になさらずにね。
んで、会話力って何?って話。
別に盛り上げる力とか、口説きがうまいとか、そーゆーことじゃありません。
クライエントとの会話の中で大切なのは3つです。
1、作業療法の説明
2、目標となるクライエントの生活像
3、今やるべきことの選択
会話力が重要な理由についてですが、
上記の3つは、構成的な評価では困難だからです。
そして、上記の3つに関心を向けて会話をすることは、
クライエントが主体的な行動を起こすのに必要だと考えます。
順番に説明しますと、
作業療法が手のリハビリや生活のリハビリと思われたら、終わりです。
リハビリというのは、単なる訓練というイメージです。
それはクライエントの主体的な行動を阻害します。
なので、作業療法士はクライエントに対して、主体的な生活を獲得することに関心があることを説明する必要があります。
そして、クライエントにおける主体的な生活とは、
目標となるクライエントの生活像となります。
それは発症直前の生活かもしれませんし、
もっと昔の、仕事をしていた時の生活かもしれません。
これを再構築することが、作業療法士とクライエントとの対話における目標となります。
これが具体的であればあるほど、クライエントの主体性は確固たるものになりやすいです。
我々が促したり、導くのではありません。
クライエントが自ら、動き出すのです。
そして、最後になりますが、
その目標への道のりを細分化し、まず始めに何をしたらいいのか、を見つけてあげましょう。
それは生活に、必ずしも直接的に関わる必要はありません。
機能訓練も重要です。
なぜなら、1と2を踏まえていれば、それは必要な機能訓練であるからです。
つまり、作業療法するには会話力が大事だよってことでした。
suma's occupation
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