新人OTの3つのススメ

おはようございます、sumaです。


いいOTになるには、まず理想とするOT像を見つけ、それと今の自分の自己評価することが大切だと説きました。


でも、やっぱり何をしたらいいか、知りたくなるものです。


さて、学ぶことがいーっぱいある新人が、何を学んだらいいでしょう。


今日は大切なことを、3つ書きます。


自己評価では、評価、技術、理論、資格、会話力、人間性という項目を挙げました。(僕が勝手に作った項目です)

最も、優先的に必要なのは


評価です。


そんなんやってるわ、と思われる方もいるでしょうが、


評価の種類ってめちゃめちゃ多いんですよね。


それを適切に用いることは、意外と難しいんです。


なぜなら、評価には2種類あるからだと私は考えます。


それは臨床的な評価と学術的な評価です。


脳卒中を例に挙げますと、


ブルンストロームステージは(国内で)一般的に用いられていますし、麻痺の段階としてI〜Ⅵに分けられ、その段階に応じて訓練が設定されているため、臨床的に使いやすいです。

しかしながら、学術的に考えますと、

ブルンストロームステージは順序尺度であり、微小な変化を捉えられず、定量的ではありません。


また、脳卒中だから、と言って評価項目を挙げるのではなく、

クライエントの問題を正確に捉える評価は何か?を考えなきゃダメです。


10秒テスト、FMAやWMFT、STEFなど運動機能を捉える評価は様々ありますから、

クライエントの上肢機能を適切に評価できるものを選択できる知識と思考が重要だと思います。


つまり、臨床で使いやすい評価だけを考えていると、
学術的な発表はできないですし、
そもそもクライエントの状態を正確に捉えることができないと思います。


これは、基本的に他者に伝えることを前提として、臨床をしているかという意識の問題です。


全員が全員というわけではありませんが、
基本的に他者に伝えることを前提として臨床することは、知識整理するにも、根拠を固めるにも重要です。


っていうのが、評価が大切な理由です。


長くなったので、残り2つは次回。



それでは。



suma's  occupation

suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

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