パラダイムは変わった

こんばんわ、sumaです。


今日はグランドイリュージョン2を観てきて、興奮気味です。


英題はNOW  YOU  SEE  ME2


よく見ればみるほど、騙されるというやつです。



さて、表題のパラダイムについてですが、


これは時代の変化、流れ、というものかと理解してます。


OTが日本にやってきた50年前は、アメリカでエビデンスだ、科学だと流行っていた機械論が主流だったことは有名です。


OTのパラダイムは、機械論の前には道徳療法や伝統的作業のパラダイムが存在し、機械論パラダイムが身体領域でさかんになり、その後に作業療法の核が問われるようになりました。


機械論パラダイムの欠点は、OTとPTの境目が曖昧になり、OTのアイデンティティが失われつつあったのです。


その後、作業の重要性が見直され、作業を重要視しつつ、理論体系として表れたのはキールホフナーの提唱した人間作業モデルなどの作業行動パラダイムが生まれます。


では、現在は、というと。



5年前は作業行動が大切だとか、機能が大切だとか、やっぱり活分だとか、様々な意見が対立してて、運動会でもするんかと言わんばかりでした。



しかしながら、現在はMTDLPやOBP2.0に代表される日本独自の大理論、メタ理論が体系化され、新たなパラダイムを迎えています。


パラダイムの名前はわかりません。


でも、様々な情報と歴史は統合しつつあり、流行りに流されずに適切に、クライエントに最もいいものを選択できるセラピストが求められています。


今までは一個特技持ってればよかった(本当は良くない)けど、今のパラダイムは引き出しめっちゃ持ってないとやばい。



EBOT(エビデンスに基づいたOT)とNBOT(ナラティブに基づいたOT)の両者の対立もあるはずだけど、今の時代はどっちも大事なのを双方が理解して、なおクライエントの状況にどっちが適切かを判断しなきゃいけない。



だいぶ、OTの多様性が認められ、自由度が高くなってきたこの頃。


だけど同時に、結果も求められてますからね。


パラダイムの統合の先は結果主義の世界が待っていますから、今の自由さを存分に使って、結果を残しておきましょう。



グランドイリュージョンみたいに、近くで見過ぎたりすると、逆に見えなくなります。


広い目で、今を見ていきましょう。



頑張ろう!



suma's  occupation

suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

0コメント

  • 1000 / 1000