OBP2.0

こんにちわ、sumaです。


近年で、僕が最も感動した講演の話をします。



場所は茅ヶ崎の、湘南OT交流会でした。



3年前のことです。



その頃、僕は湘南OTにハマっていて、OBPをしたい!という気持ちが最高潮でした。


でも、臨床に出ると、物理的、組織的環境から、なかなかOBPやりたくてもできない。


でも、そんな中でも上手くやってる人もいる気がする。

なんでだろー。ともやもやしてた時です。


『OBP2.0』とのコラボ講演に行きました。

内容知りたい人は、下のリンクで内容かじれるかもしれません。

まず、作業療法の前提から。
(スライドは僕が理解した内容をもとに作成したものです)

occupationは時間的、空間的な占有も意味しますので、習慣、行動を含めて広義だと思います。


これも驚きました。
ポジティブ心理学の分野ですが、幸福感の決定要因について遺伝子、環境、行動の割合をみると、意外にも環境は10%しかなくて、40%は行動が左右するそう。


んで、この行動を導くスペシャリストが必要なんだそうな。


作業療法士でしょ!!

って、声がまだ上がっていないらしい。

恥ずかしいすね。


んで、健康だから幸福とは限らんけど、幸福は健康に良い影響与えるよってことで、幸福を高める作業は重要という論理。


まあ、直接関与するとは限らんけど、直接であれ間接であれ、健康に良いものと考えられます。


そして、下のスライド(これも僕)


作業療法は『方法である』と言っていました。


これが最も腑に落ちた。


作業療法という方法が、曖昧な理由はここだと思ったんです。


つまり、作業療法で解ける問題を明確にしてこなかった。


問題を『?』のままにして作業療法するから、何やってんの?って言われてきた。



僕はそんな気がしてました。


作業を扱うことに拘っていたんですよ。


手段ばかり気にしていた。



だから、無理やりOBPしてる感じが否めなかった。



そして、この講演で教えていただきました。


作業療法士は、作業療法を手段として、作業機能障害の解決を図るんだと。



問題が明らかになれば、迷うことはない。



問題を共有できれば、作業療法の目的と手段が理解されやすくなる。



OBP2.0には2つの特徴があります。


1つは、
作業機能障害の種類と評価(CAOD)を行うことで、作業機能障害を明確にし、解決方法の整理ができること。


2つめは、
多職種との目的、方法の乖離について、信念対立解明アプローチによって連携をスムースに取れること。



これが僕の作業療法の根幹であり、近年で最も驚いた講演です。


これを、20代の大学院生が考えたってことが、何より驚きましたよ。



歳じゃなく、やる気と能力だなって思いました。


suma's  occupation


suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

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