君の名は。とかけて、実習と説きます。

こんばんは、三連休の最後だからか、ブログ3連投しているsumaです。


君の名は。を観てきました。



映画の後の興奮で書いている、というのも当たってます。


いい映画でした。


あまりネタバレにならないようにしますが、映画観てない方はネタバレに繋がるリスクがありますので、ご注意ください。



観てない方には謎の内容になるかもしれません。







さて、われわれの業界において、臨床実習は今後の人生を左右するほど重要な経験です。


なぜなら、実習の体験がそのまま、就職後の自分の行動決定に影響すると考えるからです。


少なくとも、私は実習時の体験に強く影響を受けました。


たとえば、一人のクライエントと関わる時、今の僕であれば数千の経験から思考できますが、


新人の時は、数人の実習経験からしか思考できないのです。


それは面接、観察、プログラムすべてに影響します。


だからこそ、教科書なる知識や文献などの情報収集が重要となりますが、はじめはそういった手段もわからんのです。


そういう意味で、実習は重要な体験です。



先日、僕が関わった学生のその後について聞く機会がありました。


学生は、落ちて留年するか、受かって卒業するか、の2択を迫られる後半の実習です。


非常に不器用な学生で、理解もなかなか進まず、まあ大変でした。


でも、一生懸命ではあった。(当たり前やろ)


まあ、行動としては積極性は乏しいものの、怠けるとかズル賢い行動はみられず、問題はやはり能力でした。



大学側からも、学ぶのに時間がかかるから、今回は落としてやってもいい。その方が実習の機会が増えるから、その学生のためじゃないか。と。



まあ、一理はわかるんですが、それを故意でやっては僕たちのいる意味もない。


実習に来てるんだから、受かるつもりで、卒業する能力を獲得するつもりでやらんと。



だって、片麻痺の予後だって簡単に言い切れるか?


予測とは違う結果に、俺たちは期待して仕事するんだろって思ってます。



その学生は、6週間の実習で僕たちが出した課題にたどり着き、大学側でも発表した。


僕が聞いたところ、その学生は受かったそうだ。


次の実習地でも受かった。



そして、今卒業に向けて頑張っている。



僕は、あの時の指導を頑張ってよかったと思った。



きっと、はじめから諦めた指導をしていたら、君はOTになれなかったかもしれない。



いつかOTとして会えた時、僕はこう尋ねるだろう。



君の名は?



こんなストーリーになるように、今でも僕は実習指導に励んでいます。



実習が、何かを紡ぐ時がくるかも。



suma's  occupation





suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

0コメント

  • 1000 / 1000