環境とタイムマネジメントで行動を促す
おはようございます、sumaです。
研修最終日になりました。
今日は、今回学び得た機能改善につなげるための思考で、最も重要と感じた環境とタイムマネジメントについて考えていきます。
環境とは、物的、人的、社会的環境があります。
しかしそれらの分類は環境の特性を表すもので、介入にあたっては何ら意味をなしません。
単純に介入に直結するのは、促進要因と阻害要因で考えることです。
例えば、〇〇がない、ということが阻害要因だとしたとき、
環境があれば、促進要因となるかというとそうでないことがあります。
それは、〇〇がないことが阻害要因ではなく、〇〇を使えないとか、〇〇を使用することが阻害されていることがあります。
1つの環境は、有無ではほとんど変わりません。
その環境が必要なwhy(理由)が持てていないのが問題になることが多いにあります。
だから、ICFには環境がないことを阻害とすることがありますが、じゃあ環境があったらどうなるかというと、それとは別の問題があるという考察で逃げることになります。
つまり、環境1つにしても5w1Hできちんと考えていくことが必要です。
スプリントは、その環境の1つだと思います。
次に、タイムマネジメントについてですが、主婦が行う時短テクニックは非常に有用なスキルです。
これはクライエントにとっても重要で、出来るADLがあったとしても、時間がかかるという理由でしない選択をしている人は多くいます。
時短するには、能力の補填が必要なので、環境をうまく使うことが重要です。
料理の際に電子レンジを使うのは、脳卒中だからではなくて、時短のために必要だと思います。
ガスコンロでの調理にこだわり、その他の活動時間が制限されるのは意図するところではありません。
体を維持するためのエクササイズの優先順位は、その他の生活活動や余暇活動よりも低いはずです。
そうでないとしたら、エクササイズが効果的に行えていないかもしれません。
あるいは、どうしても時間をかけて行わなければならないのだとしたら、別の活動と同時進行でできるように工夫する必要があると思います。
例えば、スプリントがそれにあたります。
今回、研修で学んだことの1つは、スプリントの効果的な使用についてでした。
環境とタイムマネジメントを行なうのに、スプリントは有用な手法であり、なおかつ行動を促し得るものと考えられます。
使わんでも何とかしようと考えるのは当然ですが、
スプリントは自助具の1つとして捉えると、やはりOTには強い味方だろうと思います。
suma's occupation
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