作業ってなんだろう?
おはようございます、sumaです。
改めて、作業ってなんだろーって考えてみます。
これは、僕の知識整理のために行われています。
作業療法で扱われる『作業』という概念は、self-care、work、play、restからなります。
これは人間作業モデルの書籍で明示されています。
分類だけでみると、『活動』という言葉と言い換えられそうですが、
作業は人が行うものであるのに対し、活動は動く様相であるため、火山活動など人以外にも扱われます。
活動の方が対象は幅広く使われます。
しかし、作業は人が行うために、時系列的な文脈があったり、個人の価値観による意味や周辺の状況によって変化するので、活動よりも多面的で奥行きがある概念と考えます。
↑下手くそすぎる図解
これは、occupationの動詞形であるoccupyが『(空間的・時間的に)占める』という意味を持つことからと想像できます。
もし我々が、『活動療法士』であったとしたら、こんなにも文脈や本人の価値を考えることはしなかったかもしれません。
好きな活動を聞いて、それに似た活動を提供する、というような。
しかし僕らは作業療法士ですから、好きな作業を聞いたら、
どんなところで誰とどのようにその作業を行いたいか、
形態として類似しているもので代用可能か、
意味が類似していることが重要なのか、
それができる機能を身に付けたいのか、
この人が幸せになれる条件を探っていきます。
ここが、作業が大切な理由ではないでしょうか。
suma's occupation
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