終、作業のABC
こんばんは、sumaです。
作業が大切であると理解し、
1年後の生活像をイメージできたら、
あとはやるだけです。
作業をどう提供したらいいのか。
クライエントが1年後に幸せな状態になるために、順を追って必要なことをクリアしていくことです。
そのためには、急性期はやはり機能訓練が必要かもしれません。
回復期では、反復して移乗の練習が必要かもしれません。
それらは大切な作業に直接導けないにしても、生活や現状をより良くすることにはなっているでしょう。
そして、1年後のための基盤作りになっているはずです。
もし、今やっていることが繋がらないのだとしたら、
それはあなた自身の立てたプランに間違いがあります。
他の時期にいる、他の誰でもありません。
急性期、回復期、生活期の誰もが、1年後の生活像をイメージして、関わっていく必要があるんです。
いいですか。
退院は最終目標じゃありませんよ。
トイレに行くことが最終目標じゃありませんよ。
家で安全に過ごすことは、あくまで作業の基盤づくりです。
その先に、やりたいことがあるんです。
1年後に何がしたいか、イメージできないのなら、本人にどうしたいですかと聞きましょう。
そして、今、必要なことを提供してください。
それじゃあ、今までとやってることが変わらない??
それでいいんです。
やることは変わりませんよ。
ただ、目標が変わります。
機能訓練を提供する意味が変わります。
ADLの自立が通過点になります。
様々な作業活動は、
作業の可能化enabling occupationだけでなく、作業に関わることengaging occupationを通してクライエントの健康と安寧を促進するでしょう。
でも、目の前で作業活動ができただけで満足しないでください。
1年後にも、どこかで、誰かと同じ作業を続けているのか。
楽しめているのか。
大切なのは、クライエントが意志決定することができるよう促すことです。
みんなで幸せを考えましょう、というお話です。
ちゃんちゃん。
suma's occupation
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