MTDLPの対象

おはようございます、sumaです。


生活行為向上マネジメント、通称MTDLPについて書きます。



生活のマネジメントに役立つツール!



今日はその対象について書きます。



対象ってのは、どーゆー人に使えるか、ってことです。


よく聞くのは、介護保険を持ってる人が対象でしょ?とか、

生活っていうんだから、生活期で使うのよね?とか、


急性期では使えないです。とか、


認知症ひどかったら無理ですよね、とか


なんか、変な思い込みしてません?


そもそも論として、生活行為を軸にマネジメントするツールなんですから、



生活行為を行う人はみんな対象になりえます。



いいですか?


作業療法行ってる人、みんな対象になりえますからね。



あくまでなり得る、というだけで適切かどうかは置いておきます。


少なくとも、病期や疾患、状態だけで使えないという理由にはなりえません。


ただ、使いやすさは状況にかなり左右されます。



例えば意識障害があったら、MTDLPのアウトカムである実行度や満足度が測れないほか、合意形成が取れない、という問題です。


むずかしい。当たり前です。


でも、使いにくい=使えない、ではありません。


ある報告では、患者本人ではなく、その家族と目標を共有し、それらを多職種と協働して働きかけた結果、家族の介護負担が減少したり、患者本人に対する気持ちの向き合い方が変わった、とあります。


このように、工夫次第でMTDLPの対象は広がります。



いやいや、無理やり使ってるだけじゃん笑


そのとーり笑笑


ですが、使う意義はあります。


従来のリハビリでは、機能にしか焦点が当たらなかったとする場合(仮定です)


MTDLPを使うことで、生活行為に焦点を当てることができる点において、使用する意義があります。


つまり、機能回復に極度に依存する患者さんを作らないためにです。



MTDLPには、その要素が詰まっていると言えるでしょう。



それでは、次回はMTDLPの利点について話します。


suma's  occupation



suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

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