作業療法理論を知ってる?
こんばんは、sumaです。
新入職員の皆さんは、1週間お疲れ様でした。
慣れるので精一杯でしょうけど、続けて頑張ってくださいな。
さて、今日は作業療法理論についてです。
なぜ、この理論について説明するかと言うと、新人OTが悩むことの1つに、OTの専門性と科学的な根拠を示すことの両立があります。
最近の若者は、なんて言いたくないですけど、
かなり要領が良いので、当然科学的な根拠が明確なものを選択するような思考になっていると思います。
なので、経験則から物事を言ってくる先輩たちに疑問を抱くことも少なくないと思います。
これらをよりフラットに見ていくには、現在使われているOT理論をざっと見通すことが有用と考えます。
理論を学ぶと、一方向から見ていたものを、いくつもの視点でみることができるようになります。
生体力学モデル
解剖、運動学を基盤とした理論です。OTが日本に輸入された当初にアメリカで広く使われていた理論で、日本でも半数を占めるほどにポピュラーです。
欠点はOTの専門性が不明確になり、PTとの区分けが関節部位で分けることになります。
利点は医師やPT、看護師など他職種にとっても理解がしやすいことです。
運動コントロールモデル
機能があっても、運動制御がうまくいかないと円滑な運動には結びつかないという観点で捉えるモデルです。
運動学習を行うにあたって、頻繁に用いられます。
このように、僕らが臨床で用いているアプローチは、従来の理論を基盤としていることがわかります。
この2つは、元々がOT発信の理論ではないため、すでに医学界で作られたモデルをOTで利用しているに過ぎません。
では、続いてOT独自の理論に進みたいと思います。
OT独自の理論とは、OTでしか使えないのではなく、OT発信の理論という意味です。
欠点としては、独自の専門用語が多く、他職種に伝わりにくいことが共通してあります。
ただし、伝わらないわけではなく、伝えるのに工夫と努力が必要というだけです。
作業療法理論について詳しく知りたい方は、以下の書籍をどうぞ。
そして、続きのOT発信の理論についてはまた後で。
suma's occupation
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