作業科学における作業の捉え方

おはようございます、sumaです。

作業の定義は様々ですが、


分類の仕方の1つとして、作業科学における作業の捉え方は知っておいた方がいいです。


作業はよく、その意味によって分けられます。


例えば、人間作業モデルでは、セルフケア、仕事、遊び、休息の4つです。


しかし、これは意味による分け方なのです。


作業科学では、

作業形態(form)、作業機能(function)、作業の意味付け(meaning)の3つに分けられます。


例えば、食事という作業を見る時、

作業形態:普通箸を使用して

作業機能:箸を持つための手指、手関節の機能

作業の意味:家族で蕎麦を食べたい

というように捉えると、なぜ食事に着目し、どこに焦点を当て、どのように目標を獲得するのかを決めやすくなる。


そして、勘違いしないでほしいことは、


作業の意味付けmeaningは、


必ずしも首尾一貫してるわけではなく、


機能functionが上がってきてから、意味付けmeaningが変わってきたり、


望んだ形態formを獲得した時に、意味付けmeaningが強化されることもある。


つまり、相互影響の関係にあるということだ。



そしてアプローチは、3つにそれぞれ同じ量で行うわけじゃない。


かと言って、1つずつ単独で行うわけでもない。


その見極めが、作業療法士ならではの臨床推論で導き出されるのだろう、と僕は思う。


形態form
機能function
意味付けmeaning





これは押さえとこう。


suma's  occupation

suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

0コメント

  • 1000 / 1000