心リハでOTが広まらない理由

こんばんは、sumaです。


最近サボり気味です。


Twitterの発言をまとめておこうと思います。



今回のお題は、心臓リハビリテーションにおいて作業療法が広まらない理由です。


まずシンプルな切り口で言えば、


心大血管リハビリテーション料の算定要件に、作業療法士は遅れてしまったことです 。


実は疾患別リハビリテーションに移行する前、心疾患に関する作業療法はリスク管理やADL指導などを中心にすでに行われていました。


そう、行われていたのに、認めてもらうのに時間がかかりました。


もちろん、疾患別になってからは算定要件に入っていませんから、より件数が少なくなってしまいます。


その中でも、少しずつOTの意義や効果を示し続け、2015年にやっと算定要件に入れてもらったところです。


では、算定要件に入ったところで、OTは広まったでしょうか?



答えはノーです。



なぜなら、OTがOTの専門性を説明できてないからです。


医師やPTには、待っていてもOTについての知識や専門性は伝わりません。


基本的に、職場の他職種に伝えるのは、その職場のOTしかいません。


これはOTの役割を示す図です。


左側の円は、他職種から求められることを示し、これは心リハにおいてリスク管理や認知症、高次脳障害の対応などです。


これは今までも十分に考えられてきました。


しかし、右側の円はどうでしょうか。


右側はOT独自の知識や技術を用いた役割を示します。


これを心リハに応用した活用例を十分に示せていないのです。



そして、一番はOT自身が、このOT独自の知識や技術を信用していないことが根幹にあると思います。



まだ研究途上なので、エビデンスは十分にないのが現状です。



なので、今を生きる僕らは、エビデンスを作る側です。


心リハにおける作業療法の役割は、僕らが作らないと。



一緒に考えていくヒト、募集してます笑


そらでは。



suma's  occupation

suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

0コメント

  • 1000 / 1000