心リハの知識とOT独自の知識の接点

こんにちわ、sumaです。


心リハでOTが広まらない理由は、OT自身がOT独自の知識を敬遠してることにあります。


そこで、心リハの知識とOT独自の知識の接点について考えてみましょう。

そもそも心リハの知識は、実証科学に基づいた知見をもとに構築されています。


そう、ガイドラインです。


心臓リハビリテーションガイドライン2012がまだ最新ですが、OTの参入は2015年なので、OTについてほとんど明記されていません。


なので、特に医師はガイドラインに載っていないOTの役割を知るはずもないのです。


んで、僕はポジティブなので、じゃあ、ガイドラインに載るように頑張ろっと言うスタンスです。笑


ま、それは置いといて、臨床レベルで大事なのは

OTに心リハの知識を使うのか、

心リハにOTの知識を使うのか、

ということです。


似たように感じると思いますが、全然違います。


こう書くと分かりやすいでしょうか。

心疾患の患者に

心臓リハビリテーションをするか、
作業療法をするか、

です。


皆さんにワクワクしてほしい意味で少し強調しますと、


心疾患患者に対して心臓リハビリテーションを行うことは、ただガイドラインをなぞることに過ぎません。


でも、心疾患患者に対して作業療法を行うことは、まだガイドラインにない固有の価値があると思ってください。



ちなみに症例報告でも、エビデンスレベルⅣとなりますので、一定の価値はありますよん。



少し話が逸れましたが、まずは心疾患患者に、

作業療法をしてほしいです。



そこから、これまでの心リハガイドラインに載っていない工夫や視点、介入方法がありましたら、それはアウトプットしてください。


心リハガイドラインの中から、OTに何ができるかを考えていると、どうしてもその箱の中から出られません。



はみ出しましょう!しかも盛大に!!



そして、心リハとOTの接点は至極単純です。


心リハの知識は、リスクを踏まえて活動の上限を教えてくれます。


OTの知識は、健康や幸福に繋がる生活を教えてくれます。


どちらかといえば、OTは心疾患ではなく、心疾患を持つ「ヒト」を対象としています。


そのヒトがどういった行動をし、どのような生活を送るか、はOTの得意分野ですね。



この点で、心リハに寄与できることがありそうです。



それでは。


suma's occupation

suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

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