バイザーになってからの話

こんにちわ、sumaです。


実習について考える今日この頃。



実習生だった時のことを振り返ると、大変な時期でした。


一度落ちた経験もありますし、僕はどちらかと言えば、レポート第一に考えていました。

バイザーの顔色というよりかは、バイザーが話すフィードバックからクライエントを捉える術を考えていました。


まあ、それでもうまくいなかったんですけど。


さて、今日はバイザーとしての立場から、実習について考えていきます。


バイザーにとっての内的期待は実習の理想像です。
例えば、
・指導は手短に、早く帰らせてレポート時間を作ってあげたい
・指導を長く、しっかりまとめて、レポート書きやすいように

外的期待は2つあって、職場での実習指導の方針と実習生からの要望です。
例えば、職場の方針では
・評価は心身機能に重点を置く
・動作分析をじっくりやらせる


それらを踏まえた上で、実習指導にあたります。

バイザー自身と職場の方針においても、少なからず葛藤があることは知っておいてほしいです。

つまり、実習指導するバイザーも、様々な対立構造に置かれていることを知っておいてください。


ですが、バイザーは実習生と比べたら動きやすいですし、指導方法も選ぶことができます。

職場がどうあれ、それを言い訳にヒドイ実習をさせないようにしてください。


こないだ、ツイッター上でアンケートを実施しました。

回答数は70票。
期間は3日間です。

回答者には、実習生もいますが、多くはバイザー側です。(調べきれないので詳細は不明ですが、フォロワーから推測しました)
これ以外に、先生や学校側の体制を問題とする声もありました。

この結果から言いたいことは、

実習指導における問題は、実習生自身の問題だけでも、バイザーの問題だけでもないってことです。

問題は1つだけじゃない、ということが重要なんです。

実習生は、バイザーに問題があると感じるかもしれません。

バイザーは、実習生に問題があると感じるかもしれません。

職場にも、学校にも、それぞれに問題があるんです。


何も1つだけじゃない。



じゃあ、どーしたらいいのか!



バイザーは、すでに作業療法士です。


学生=クライエント
職場環境=入院環境
実習体制=現病歴
学校の先生=社会資源


このように見立てて、作業療法すればいーじゃないですか。


実習指導というと、途端に難しく感じるけども。


要は作業療法すればいいんです。


そしたら、倫理的な問題も起きないでしょ?


だって相手がクライエントですもの。



様々な対立構造から抜け出せるように、安全に配慮しながら、生活支援をしてるじゃないですか。


そして、それぞれの問題を明確にしたったらいーんです。


ぜひ、実習生には最高の作業療法を、経験させてあげましょー。



では。


suma's  occupation





suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

日々積み重なる作業、そして繰り返される日常 その作業-Occupation-にどんな意味があるのか、僕達に何をもたらすのか 僕は作業療法士のsuma 僕が考える作業-Occupation-について、書き綴ります

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